自分の相続対策は、何から始める?
相続税対策は相続対策の一部にすぎません
「相続対策とは相続税の納税額を減らすこと」ではありません!
たとえば節税対策のつもりで遊休地にアパートやマンションを建てた場合、遺産の分割が難しくなるばかりでなく、物納にも支障を来たす場合があります。
また、実際に相続が発生すると遺産の分割をめぐる争いが生じ、相続ならぬ「争族」になってしまうことは、残念ながら非常に多くあります。
相続対策は、「相続税の対策」だけでなく、「納税原資の確保」や「遺産争いの防止(争続対策)」が重要です(“相続対策の3原則”)。
「争わない対策」から始めましょう
“相続対策の3原則”の中でも特に重要なのが争続対策です。財産をたくさん残しても、財産を巡る相続人に争いが生じては意味がありません。
私たちは、「遺産争いを防止する」観点から相続対策を始めることをお勧めしています。
最初に「財産を相続人にどう分割するか」という全体の構想を固め、争いが起こらないように予防しながら、相続人が納税に窮することがないよう、納税原資をしっかりと確保すること。「税額を軽減すること」は、これらの後で、最後に来る問題だと私たちは考えます。
相続税の払い過ぎに注意
特に面積の大きい土地を所有されている資産家の方について、相続税を払い過ぎているケースが多いことに驚かされます。
相続税の金額は土地の評価次第で大きく変わります。土地を評価するためには、極めて専門的な知識と経験を要しますが、相続税の申告に際しては、税理士単独で路線価等に基づき簡便に土地を評価することが大半で、しかも多くの税理士は法人税・所得税の申告業務をメインとして、相続税の申告経験が少ないのが実情です。
不動産に詳しくない税理士だけで土地の評価を行うことには限界があるのです。
正しい土地評価と申告は節税対策よりも効果大
土地の評価を正しく行うためには、相続税に詳しい税理士と土地評価の専門家である不動産鑑定士が連携する必要があります。
当社では、相続税申告に豊富な経験を有する会計士・税理士と不動産評価の専門家である不動産鑑定士がタッグを組んで、無駄に相続税を納めすぎることがないよう、正しく相続税を申告するお手伝いをさせて頂きます。
法律に基づき正当に不動産を評価して正当な税額で申告することは、不動産相続に強くない税理士に対してただ節税を求めるよりもはるかに大切なことです。
子・孫へ・・・大切な資産を継承し続けて行くための相続対策をご提案いたします。ぜひ一度ご相談ください。